杞憂か 2019 9 1
私は、2003年から警鐘を鳴らす意味で、
このようなことを何度も書きました。
「朝鮮半島は、北朝鮮の主体思想で統一される」
これは、韓国において、
北朝鮮による工作活動によって、
融和勢力が増えていくのではないかという心配があったからです。
しかし、当時は、韓国で、
北朝鮮の工作員が、
社会の至る所に浸透していることに警鐘を鳴らす映画が作られるなど、
韓国人の北朝鮮に対する警戒心は強く、
私の懸念は、杞憂に過ぎないとされたものでした。
当時は、韓国で、映画や小説の中で、
「日本人は、平和ボケしているが、
我々韓国人は、常に北の浸透工作に警戒している。
日本人の平和ボケのせいで、
日本がスパイ天国になっているので、
我々が迷惑している。
北の工作員が日本社会をうようよしていても気づかないのは、
日本人の平和ボケのせいだ」と主張するものが主流でした。
あれから、16年が経ちましたが、
気のせいでしょうか、
韓国で北を警戒する勢力が少数派になったような気がします。
つまり、北の浸透工作は成功したということでしょうか。
かつて、日本では、
「北朝鮮は、地上の楽園である」と喧伝する人たちがいました。
このような人たちは一定の影響力を持っていましたが、
北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射によって、
少数派になっていきました。